真鍮風塗装とは
真鍮風塗装とは、鉄やステンレス、アルミといった金属の表面に、真鍮(ブラス)特有の黄金色〜落ち着いたゴールドの色調と質感を再現する塗装です。真鍮は銅と亜鉛の合金で、その独特の温かみのある金色は、建築の装飾金物、店舗のサインや什器、照明器具、家具の脚や取っ手などで高級感を演出する素材として人気があります。
しかし真鍮は素材として高価で、近年は銅価格の上昇に伴い値上がりしています。また重量があり、大きな部材や構造材には使いにくい素材です。そこで、「構造はステンレスやスチール、見た目は真鍮」を実現する手段として真鍮風塗装が選ばれています。
真鍮風塗装が求められる理由
真鍮のコストを抑えられる
真鍮無垢材で製作すると材料費が高く、値上がりも続いています。ステンレスやスチールで製作して真鍮風に塗装すれば、材料費を大幅に抑えながら真鍮の意匠を得られます。
大型・構造材にも真鍮の意匠を付けられる
真鍮は重く、強度も鋼材に劣るため、門扉やフェンス、大型サインの構造には向きません。スチールやアルミで構造を作り、真鍮風に塗装すれば、大型製品にも真鍮の意匠を適用できます。
変色・手入れの手間がない
本物の真鍮は空気中で酸化して黒ずみ、定期的な磨きが必要です。真鍮風塗装なら塗膜が色を保つため、メンテナンスの手間がかかりません。逆に、あえて黒ずんだ古美色の風合いを最初から付けることもできます。
粉体塗装による真鍮風仕上げの特徴
耐久性・耐候性
溶剤系のメタリック塗料でも真鍮色は出せますが、粉体塗装で仕上げると、40〜125µmの厚膜で耐傷性・耐候性が高く、屋外の門扉やサインでも長持ちします。人が触れる手すりや取っ手、什器の脚など、こすれる部位にも適しています。
色調・質感の調整
真鍮といっても、磨き上げた明るいゴールドから、落ち着いたアンバー系、黒ずんだ古美色まで色調の幅があります。粉体塗装では、メタリック系粉体塗料のベースに、手吹きによる色の重ね方や艶の調整(艶消し・半艶・艶あり)で質感を作ります。サンプルを基に方向性を打ち合わせて仕上げます。
古美色・エイジングとの組み合わせ
真鍮風のベースに、凹部を黒く沈め、凸部にゴールドのハイライトを残すエイジングを施すと、長年使い込まれた古美真鍮の風合いになります。伝統建築の金物、アンティーク調の店舗什器、住宅の門扉やポストなどで人気の仕上げです。詳しくは「エイジング塗装・古美色」のページをご覧ください。
真鍮風塗装が使われる製品
・店舗・商業施設のサイン、切り文字、ファサードの装飾金物
・住宅の門扉、ポスト、表札、門柱の飾り
・手すり、階段の笠木、エレベーター周りの装飾
・照明器具のブラケット、シャンデリアのフレーム
・家具の脚、取っ手、什器のフレーム
・ホテル・レストランのエントランス、カウンター周りの金物
エクステリア用品
手すり
対応素材
真鍮風塗装は、ステンレス、鉄(スチール)、アルミ、亜鉛メッキ鋼材に対応します。特にステンレスは錆びにくく屋外に向く素材のため、「ステンレスで作って真鍮風に塗る」組み合わせは屋外製品で有効です。ステンレスは塗料の密着が難しい素材ですが、協同精機ではブラストによる粗面化などの前処理で密着性を確保しています。
真鍮風塗装のよくある質問
Q. 本物の真鍮とどのくらい似ていますか?
A. 色調と質感は近づけられますが、本物の金属光沢と完全に同一ではありません。サンプルをご覧いただき、ご判断ください。
Q. 既存の真鍮製品と並べて使いたいのですが、色は合わせられますか?
A. 現物や色見本をお預かりすれば、近い色調に調整します。
Q. 屋外で使えますか?
A. ポリエステル系粉体塗料をベースにすれば屋外でも使用できます。
Q. 1個からできますか?
A. できます。看板1枚、門扉1台からお受けします。
協同精機の真鍮風塗装
協同精機では、「真鍮っぽくできないか」というご相談を実際にいただいたことをきっかけに、真鍮風塗装を意匠塗装のメニューとして整えています。真鍮の高騰により、ステンレスなどへ真鍮風の意匠を付ける需要は今後も増えると考えています。
・粉体塗装ならではの耐久性・耐候性をもつ真鍮風仕上げ
・明るいゴールドから古美色まで、手吹きによる色調・艶の調整
・ステンレス・鉄・アルミ・亜鉛メッキ鋼材に対応
・1個から、最長8mの大型品まで
・板金加工から塗装まで自社一貫。真鍮風のサインや金物をゼロから製作可能
設計事務所様、店舗内装会社様、サイン・看板業者様、外構会社様からのご相談をお待ちしています。現物サンプルをご覧いただけますので、お気軽にお問い合わせください。
協同精機株式会社 〒720-0091 広島県福山市神島町11番15号 TEL 084-983-1114
